実験装置Equipments
ゲル浸透クロマトグラフィー

分析用GPC(THF系)

分析用GPC(DMF系)
東ソー製のGPC。ポリスチレン換算の分子量および分子量分布指標を評価するために用いる。溶離液にはテトラヒドロフランとジメチルホルムアミドを用いている。
ゲル浸透クロマトグラフィー

分析用GPC(島津製)

分析用GPC、分取用GPC
東ソー製以外のGPC。島津、日本分光、GLサイエンスなど。分析用だけではなく分取用のGPCも用いている。
温調機能付き紫外可視分光光度計

紫外・可視光の透過から試料の吸光度を測定する。常温から150℃程度まで温度を変えることができる。
温調機能付き赤外分光光度計

赤外光の透過から試料の吸光度を測定する。減圧下での測定が可能。常温から200℃程度まで温度変えることが可能。
赤外顕微鏡

膜浸透圧計

純溶媒と高分子溶液の浸透圧差から絶対量としての数平均分子量を求めることができる。
多角度光散乱装置

高分子溶液からの散乱光を多角度で検出することで、高分子の絶対分子量や回転半径を決定することができる。
干渉型示差屈折率計

溶質の濃度変化に対して溶液の屈折率がどの程度変化するか(屈折率増分dn/dc)を計測する。光の透過速度の違いから屈折率増分を計測している。
真空乾燥器

真空ポンプにより、槽内を真空にすることで槽内試料を乾燥させる。10台ほどの真空乾燥器を常時使用している。
電気炉

炉内の温度を数百度に保つことができる。ガラス器具をなます際に利用する。
恒温水槽

分別沈殿法で高分子を分け取ったり、ウベローデ型粘度計で粘度測定を行う際に使用する。水槽の温度を一定に保つことができる。
遠心分離機

分散溶液に対して遠心力をかけることで、分散媒と分散質とに分離する。
スピンコーター

基板を高速回転させることにより遠心力で薄膜を作製する。回転速度により薄膜厚みを調節することができる。
凍結ミクロトーム

電子顕微鏡観察用の超薄切片(数十nm)を作製することができる。柔らかい試料については凍結オプションを取り付けた状態で使用する。
冷却加熱ユニット付き光学顕微鏡

可視光線を用いた通常の顕微鏡。数十倍~数百倍の拡大像を観察することができる。冷却加熱ユニットを併用することで-190℃~600℃での観察が可能。
原子間力顕微鏡

カンチレバー先端の探針と試料間に作用する原子間力を検出することで試料の表面形状を観察する。
透過型電子顕微鏡

数十nm程度の厚みの試料に電子線を照射し、透過する電子線から試料中のナノ構造を観察する。CCDカメラにより撮影を行う。
接触角計

試料表面に対して液滴をたらしたとき、液滴と試料のなす角度を観察することにより試料の濡れ性を評価することができる。
示差走査熱量計

試料-基準物質間の熱量差を測定する。高分子のガラス転移温度や結晶化温度などの決定に用いる。
熱分解ガスクロマトグラフィー

島津製作所 GC-7010 共重合体の組成決定など高分子キャラクタリゼーションに使用する。
ウルトラピクノメーター

気相置換により試料の密度を測定する。繰り返し測定や試料の回収が可能。
高圧システム

高圧容器に連結した高圧ポンプを用いることで容器内圧力を数千気圧にまで引き上げることができる。
動的粘弾性装置

振動ひずみを与えた際に得られる応力を測定することで試料の粘性、弾性を評価する。せん断(ずり)、引張りの2つの変形様式に対応した装置を所有している。
高真空精密重合ライン
シンプルなセットで高真空を実現している。アニオン重合によるモデルポリマー合成に用いる。


この他にもいろんな装置があります。